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このページは、ホームの中の食事と介護の中のみんなの家族介護の中の三宅さんちの介護日記~床ずれが消えた!?~(2)のページです。

三宅さんちの介護日記 ~床ずれが消えた!?~(2)三宅さんちの介護日記 ~床ずれが消えた!?~(2)

居宅サービス利用の実際

褥瘡切開手術(2008年5月)をきっかけに、訪問看護などの「指定居宅サービス」(表1参考)を介護に取り入れました。
ケアプランは、父の希望を充分考慮し、さらに家族の負担も考えながらケアマネージャーさんと相談して立てました。その変遷を時系列に沿ってご説明します。

2008年5月16日~6月5日(約1ヶ月間)

指定居宅サービス 詳細
訪問介護(体位変換等) 3回/日(8時、12時前、18時前)
訪問入浴介護 1回/週(水曜日14時)
福祉用具貸与 特殊ベッド、マット、ベッドサイドテーブル、ベッドサイドレール

まず、重労働となる体位変換等は、1日3回の「訪問介護サービス」を利用し、「訪問入浴介護」も週1回使いました。
また、褥瘡の進行防止のために「福祉用具貸与」で特殊ベッド、マット、ベッドサイドテーブル、ベッドサイドレールをレンタルしました。
褥瘡の治療は、家族が主治医に患部の写真を見せて皮膚科の診断を受けるという方法で継続しました。

「訪問介護(体位変換等)」と「訪問入浴」のスケジュールは単純でしたが、介護される父にとって、また、在宅介護を担う母と兄嫁さんにとっても初めての経験であり、皆大変だったと思います。

2008年6月6日~9月15日(約3ヶ月間)

指定居宅サービス 詳細
訪問介護(体位変換等) 4回/日(8時、12時前、18時前、20時半)
訪問介護(マッサージ) 2回/週(月・金16時)
訪問入浴介護 3回/週(月・木・土曜日9時)
福祉用具貸与 特殊ベッド、マット、ベッドサイドテーブル、ベッドサイドレール

ヘルパーさんによる「訪問介護(体位変換等)」を1日3回から1日4回に増やしました。20時半の「訪問介護(体位変換等)」を追加することで、介護される人、する人の深夜の負担を軽減させました。
また、父の希望により、「訪問入浴」も週1回から週3回に増やしました。膝の関節拘縮の進行を防ぐため、「訪問介護(マッサージ)」(主治医指示、健康保険適応)も導入。「福祉用具貸与」は今まで通りです。

※寝たきりなどで長期間動かないことにより、関節が固まり動かなくなる状態。動かそうとすると痛みがある。

もともとお風呂好きでしたが、初めの頃は写真のように緊張していました。しかし、回数を重ねるごとに楽しみに変わっていき、週1回から3回になりました。

大変そうな父の様子

1週間の居宅サービススケジュール

 
7:30 朝食 朝食 朝食 朝食 朝食 朝食 朝食
8:00 - 訪問介護
体位変換等
訪問介護
体位変換等
- 訪問介護
体位変換等
- 訪問介護
体位変換等
9:00 訪問入浴 - - 訪問入浴 - 訪問入浴 -
12:00 - 訪問介護
体位変換等
訪問介護
体位変換等
- 訪問介護
体位変換等
- 訪問介護
体位変換等
12:30 昼食 昼食 昼食 昼食 昼食 昼食 昼食
15:00 おやつ おやつ おやつ おやつ おやつ おやつ おやつ
16:00 訪問介護
マッサージ
- - - 訪問介護
マッサージ
- -
18:00 訪問介護
体位変換等
訪問介護
体位変換等
訪問介護
体位変換等
訪問介護
体位変換等
訪問介護
体位変換等
訪問介護
体位変換等
訪問介護
体位変換等
18:30 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食
20:30 訪問介護
体位変換等
訪問介護
体位変換等
訪問介護
体位変換等
- 訪問介護
体位変換等
- 訪問介護
体位変換等

2008年9月16日~11月27日(約3ヶ月間)

指定居宅サービス 詳細
訪問介護(体位変換等) 2回/日(12時前、18時前)
訪問介護(マッサージ) 2回/週(月・金16時)
訪問入浴介護 3回/週(月・木・土曜日9時)
福祉用具貸与 特殊ベッド、マット、ベッドサイドテーブル、ベッドサイドレール

兄嫁さんが介護のコツを修得されていったので、朝8時と20時半の「訪問介護(体位変換等)」をやめました。その分、父の希望で一時期「訪問入浴」を毎日としたのですが、発熱など体調の変動があったため、入浴は以前と同様に週3回に落ち着きました。
「訪問介護(マッサージ)」、「福祉用具貸与」も今まで通り継続です。

湯上りの父

褥瘡が治癒に向かっている時期です。湯上りのポーズを見ると元気を取り戻している様子が分かると思います。

2008年11月28日~2009年2月10日(約2ヶ月間)

指定居宅サービス 詳細
訪問介護(体位変換等) 1回/日(18時前)
訪問介護(マッサージ) 2回/週(月・金16時)
訪問入浴介護 3回/週(月・木・土曜日9時)
福祉用具貸与 特殊ベッド、マット、ベッドサイドテーブル、ベッドサイドレール

兄嫁さんの信頼度は益々上がり、「訪問介護(体位変換等)」は18時前の一度だけになりました。
「訪問入浴」は今まで通り週3回、「訪問介護(マッサージ)」、「福祉用具貸与」も継続です。

2009年2月10日~2010年2月(約12ヶ月間)

指定居宅サービス 詳細
訪問介護(体位変換等) 1回/日(18時前)
訪問介護(マッサージ) 2回/週(月・金16時)
訪問介護(リハビリ) 2回(火15時、金11時)
訪問入浴介護 3回/週(月・木・土曜日9時)
福祉用具貸与 特殊ベッド、マット、ベッドサイドテーブル、ベッドサイドレール、床ずれ防止用具、車椅子

足付け根外側の褥瘡が完治したのちは、褥瘡予防と動かなくなった膝関節を中心に稼動性向上をテーマにして、新たに看護師さんによる「訪問看護(リハビリ)」が導入されました。車椅子に座れるようになることを目標に、「訪問介護(マッサージ)」を合わせて利用しました。今まで通り、「訪問介護(体位変換等)」は、毎日18時前に1回、「訪問入浴」は週3回。「福祉用具貸与」に床ずれ防止用具と、のちに車椅子も加わりました。

座る練習を重ねた結果、短時間ですが、車椅子に座ってピアノを弾くこともできるようになりました。お世話いただいた看護師さんも嬉し涙をこぼし、皆が幸せな気分になりました。

寝たきりになって1年9ヶ月(2010年2月)

今回はここまで。

ライター:篠田一三(三男)
次回は、食事に関して気を使っているところやクリニコ製品を使った感想などについて書きたいと思います。

指定居宅サービスについて

居宅サービスとは、訪問介護、訪問入浴介護をはじめとしたサービスのことで、老化が原因とされる特定疾病により、介護が必要となったと介護保険において認定された人が受けられます。そのサービスを行う事業を、居宅サービス事業者といいます。また、ケアプランなどを作成するケアマネジャー(介護支援専門員)がいる機関を、指定居宅介護支援事業所といいます。

表1:指定居宅サービスの種類

指定居宅サービス 内容
(1)訪問介護 ホームヘルパーが居宅を訪問して、排泄、入浴などの身体介護や日常生活や家事援助などを行います。
(2)訪問入浴介護 介護スタッフが居宅を訪問して行う入浴サービスです。
(3)訪問看護 看護師や保健師などが医師の指導のもとに居宅を訪問して、健康上のチェックや療養の世話、診療の補助・相談などを行います。
(4)訪問リハビリテーション 医師が自宅でのリハビリテーションは必要だと認めた人に対して、リハビリ(機能回復訓練)の専門家が居宅を訪問し、リハビリテーションを行います。
(5)居宅療養管理指導 医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士などが居宅を訪問し、自宅における療養に必要な管理・指導を行います。
(6)通所介護
(デイサービス/日帰り)
デイサービスセンターなどに行って、その施設で食事・入浴などの介護サービスや機能回復訓練を日帰りで受けることができます。
(7)通所リハビリテーション
(デイケア/日帰り)
要介護認定者などが介護老人保健施設、病院、診療所等に行って、その施設でリハビリテーションなどを日帰りで受けることができます。
(8)短期入所生活介護
(ショートステイ)
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)などに短期間入所して、その施設で食事、入浴、排泄などの必要な介護サービスや機能回復訓練などを受けることができます。
(9)短期入所療養介護
(医療型ショートステイ)
介護老人保健施設などに短期間入所して、その施設で医学的な管理のもとで必要な医療、介護、機能回復訓練を受けることができます。
(10)福祉用具貸与 居宅で介護を受ける人の日常生活の自立を目的に、福祉用具の貸し出しが利用できます。
〔貸与用具例〕
車いす、クッション(電動補助装置等の一定の車いす付属品)、特殊寝台、マットレス、サイドレール等一定の特殊寝台付属品、褥瘡防止用具、体位変換器、手すり、スロープ、歩行器、歩行補助杖、認知症老人徘徊感知機器、移動用リフト(吊り具を除く)、厚生労働大臣が定める福祉用具の貸与が受けられます。
(11)居宅介護福祉用具購入 排泄や入浴に使用する福祉用具(給付対象となる福祉用具に限る)を購入した際にかかった費用の9割が支給されます。(管理期間や同一種目で用途などが類似した用具の場合他の制限があります)
〔費用が支給される用具例〕
腰掛便座、特殊尿器、入浴補助用具、簡易浴槽、移動用リフトの吊り具
(12)居宅介護住宅改修費 自宅を安全で住みやすくするために行う小規模な改修に対して、上限内でかかった費用の9割が支給されます。
手すりの取付け、段差の改修、滑りの防止、移動の円滑等のための床材の変更、引き戸等への扉の取替え、様式便器への便器の取替え、その他これらの各工事に附帯して必要な工事
(13)居宅介護支援
(介護サービスの計画作成費)
ケアプランを作成する際にかかった費用を全額給付します。
(14)認知症対応型
共同生活介護
(グループホーム)
認知症のある高齢者が介護スタッフとともに、専用の住宅で小規模な共同生活をします。
(住宅)で、食事、入浴、排泄などの介護や機能回復訓練などが受けられます。
(15)特定施設入居者
生活介護
介護保険の指定を受けた有料老人ホームなどで、介護保険のサービスを受けることができます。

※詳しくは各市町村にご確認ください。

 

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