- NRとしての経験を基礎に、新しい営業活動を行っているのですね。
私は現在、全国に数百の店舗を展開している大手保険薬局チェーン本部をいくつか担当しています。本部商談や保険薬局に所属されている薬剤師・登録販売員・管理栄養士の方への情報提供、各店舗への情報展開が主な業務です。いかにして当社製品を知ってもらい、そして保険薬局を利用される患者さんに対して当社製品を紹介してもらうか。定期的に勉強会を実施したり、保険薬局主催の健康イベントに参加するなど、まずは当社の認知度をUPさせる取組みに力を入れました。そのほか、保険薬局の実店舗において、患者さん向けの栄養に関する小冊子の提供や、季節に合わせた情報提供や売り場作りの提案を実施しました。
次なる問題は、保険薬局で当社製品を購入したあと、ご高齢の患者さんや体力に自信がない方が、数日分もの製品を持ち帰ることは難しいということでした。そこで大手薬局チェーンA様と、通常の店頭販売とは異なる、独自販売ルートを構築したのです。この販売ルートとは、患者さんが店頭で申し込みをして、製品は後日に直接お客様のご自宅へお届けするという仕組みです。大手薬局チェーンA様は物販を強化したいという考えをお持ちでした。この販売ルートが確立すれば、店頭に製品在庫を置かずとも、常に当社の新しい製品をお届けできるようになります。お互いのニーズが合い、画期的なコラボレーション企画が成立したのです。
- 店頭で販売を担当する、薬剤師さんたちの反応はいかがですか?
当社製品の認知度が高まるにつれて、薬剤師さんからは「栄養に関する情報が欲しい、勉強したい」と、質問を受ける機会が増えました。そこで私たちも社内の学術担当に協力を仰ぎ、最新の学会情報や栄養に関する情報などの提供を続けています。その結果、「クリニコさんには、こんなに良い商品が揃っていたんですね」とお言葉をいただくこともあり、患者さんの状態に合わせて、薬剤師さんから積極的に当社製品を紹介していただけるようになってきました。今では、当社製品をご利用いただいた患者さんから感謝の声をいただくほどです。当社の製品数はとても多いため、様々な提案でお役に立てることを嬉しく思います。