2025/07/15 当社初の粘度可変型流動食「わのか(和の奏)」新発売

~酸と出会い、物性が変わる~

森永乳業クリニコ株式会社は、2025年7月18日(金)より粘度可変型流動食「わのか(和の奏)」を新発売いたします。

このたび発売する「わのか(和の奏)」は、当社初の粘度可変型流動食です。液体流動食のメリットと粘度調整食品(半固形状/とろみ状流動食)のメリットを兼ね備えた設計となっております。摂取時は液体の流動食が、酸によって物性が変わる(粘度可変する)ことで体内に留まりやすくなり、栄養の吸収が穏やかになることが期待されます。ペクチンとカゼインの配合による、ダブルの増粘サポートにより少ない酸でも増粘化しやすいのが特長です。
使用する医療・介護従事者さまにとっては、液体の流動食と同様に安心して使用することができ、患者さまやご家族さまの身体的な負担や不安の軽減にも繋がればと考え、開発しました。パッケージにもこだわり、「和」をイメージした草木や藤の花のような落ち着きのある色味、商品名にしております。

1.商品特長

①長期摂取に配慮し、日本人の食事摂取基準2025年版を参考に設定した PFCバランス※1=16:23:61です。
②0.6kcal/ml、0.8kcal/mlの2規格を用意しています。
③100kcal当たり、たんぱく質4.0g、EPA13mg、DHA50mg、カルニチン10mg、食物繊維2.0g、シールド乳酸菌※2を17億個配合しています。
※1 PFCバランス:たんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の頭文字を取った言葉で、食事においてこれらの三大栄養素由来のエネルギーがどのような割合かを示す指標です。
厚生労働省の日本人の食事摂取基準2025年版において、65歳以上では、たんぱく質15-20%、脂質20-30%、炭水化物50-65%が推奨されています。
出典:「「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001316585.pdf)
※2 シールド乳酸菌®:森永乳業が保有する数千の菌株の中から選び抜かれた“健康力をサポートする乳酸菌”です。

2.商品概要

3.参考(当社流動食のあゆみ)

当社は、1979年に国立がんセンター医師との共同研究・開発により「MA-3」という紙パック入り液体流動食を発売以降、医療・介護従事者の皆さまや患者さまのお声に寄り添い、1997年には、バッグタイプの液体流動食「E-4」発売、2008年にMOAS(Morinaga Original Aseptic System)による無菌充填されたバッグタイプの液体流動食「PRONAアセプバッグ」発売、2013年にとろみ状流動食「エコフロー」発売、2022年には消化態流動食「ネクサスST」発売と、栄養成分はもちろんのこと、容器形態や粘度、使用用途に応じた商品を開発・発売してまいりました。

<森永乳業クリニコ株式会社について>
森永乳業クリニコ株式会社は、1978年に設立以降、通常の食事だけでは体に必要な栄養を満たすことができない方のための食品を開発・販売しています。入院されている方、老人ホームや介護施設に入居されている方、ご自宅にお住まいになっている方、どなたもご使用いただけるよう、医療・介護施設向けの販売や、森永乳業の通信販売など幅広く展開しています。

お問い合わせ先
森永乳業クリニコ株式会社 クリニカルマーケティング部 マーケティング企画グループ
  TEL:03-3793-4101  MAIL:clinico-media@morinagamilk.co.jp
<お客さまからのお問い合わせ先> 通話無料:0120-52-0050 *受付時間:平日10:00~16:30
ホームページ:https://www.clinico.co.jp/

森永乳業グループでは、『サステナビリティ中長期計画2030』の「食とウェルビーイング」において「森永乳業グループならではの、かつ高品質な価値をお届けすることで、3億人※4の健康に貢献すること」を掲げ、健康課題に配慮した商品開発を進めています。
※4:健康課題に配慮した商品の2021年度〜2030年度の延べ販売計画個数等の計画数、及び当社提供の健康増進・食育活動への参加⾒込み人数をリーチ数(人数)として計算