〜株式会社ビーナス Part2〜 自分が通いたくなるデイサービス ~笑顔と笑声(えごえ)が溢れる空間~

株式会社ビーナス(大阪府)
広報担当 村上尚志さん・大橋雅さん
健康運動指導士・介護福祉士 藤原小百合さん

身体の元気が、心の元気につながるという信念

身体の元気が、心の元気につながるという信念

前回は、「本物の運動」にこだわるビーナスの取り組み、ご利用者様の食欲が増すと感じられるくらい、積極的に身体を動かしてもらえるプログラムの提供について伺った。
ご利用者様を必要以上に「高齢者」扱いするようなことはせず、ご利用者様の尊厳やプライドを大切にするということもビーナスのこだわりだ。
また、全般に「集団」でのプログラムを採用しており、ご利用当初は渋々参加されていたようなご利用者様でも、知らず知らずのうちにその場に馴染んで楽しんでいることが多いという。身体を動かすこと、活気を共有することこそ、元気の秘訣であるということを確信して、ビーナスのスタッフが一丸となってプログラムを提供している。
さらには、認知機能維持向上のコグニサイズ、いつまでも食事や会話を楽しんでもらうためのマウスサイズ(ビーナスオリジナルの口腔機能向上プログラム)なども組み合わせて、一歩進んだプログラムを構築している。これらは、ご利用者様が楽しみながら継続できるような工夫だ。

「笑顔」そして「笑声(えごえ)」

そしてもう一つ、スタッフにはご利用者様に笑顔で接するのみならず、元気に明るく声をかける「笑声(えごえ)」を徹底しているという。ご利用者様の中には、一人暮らしや、夫婦二人きりでも会話が少なくなっている人たちも多いが、若いスタッフが「笑声」で接していると、やがてご利用者様同士にも笑顔の輪が広がっていき、会話も弾んでいく。こうした空間を提供することもビーナスの役割だと藤原さんは語る。

「笑顔」そして「笑声(えごえ)」

自分自身が利用したいと思えるサービスを提供する

創業者の安田信彦氏が初めにイメージしたのは、「自分が通いたくなる場所」。
今では、スタッフ全員がその思いを共有しているとのことだった。

施設外観

株式会社ビーナス

株式会社ビーナス
本社:大阪府堺市堺区田出井町1-1ベルマージュ堺2F
半日型デイサービスなど87拠点を運営(2022年11月時点)

取材:2022年3月