流動食はどんな人に必要?種類や特徴について

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    加齢や疾患により、普通の食事をとることができなくなった時に用いられる流動食。
    本記事では流動食はどんな人に必要なのか、流動食の種類や特徴についてご紹介していきます。

  • 流動食はどんな人に必要?種類や特徴について

流動食とは

流動食とは、噛まなくても食べられるよう固形物を取り除いた食事を指します。
「噛まなくても食べられる」「消化に良い」「刺激は無く、味も控えめ」「口当たりが良い」などが、流動食に求められる条件です。

流動食の種類

流動食には、「普通流動食」「濃厚流動食」「特殊流動食」といった種類があります。

普通流動食

加齢や疾患により、通常の食事をとることができない時に使われる、食事の形態を変えたものを指します。
また、病院で手術を受けた後の絶食期間中、通常の食事に戻すまでの中間食として使われることもあります。
具体的な食事としては、お粥の上澄み液である重湯・具なし野菜スープ・ポタージュ・牛乳・果汁などの消化が良いものが挙げられます。

濃厚流動食

通常の食事だけでは必要な栄養素が摂れない場合に使われます。
1mlにつき1kcal以上のエネルギーがあるため、栄養を効率的に摂取することができる流動食です。たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素もバランス良く豊富に含まれています。
口から摂取することが難しい場合には、経鼻栄養、胃ろう、腸ろうなどの手段で濃厚流動食が提供されることもあります。
また、口から食べる訓練中に、不足しがちな栄養を摂るためにも使われます。
口から食べられるようになっても、食欲がないなと思ったときや、食べる量が足りないかな?と思ったときなどは、積極的に活用するのがいいでしょう。

特殊流動食

疾患など、対象者の状態に応じて栄養療法が取り入れられることがありますが、摂る栄養素の制限が必要な場合や特定の栄養素を効率的に摂取する場合などに用いられます。
特殊流動食は主に病院で取り扱われることが多く、低脂肪食、低たんぱく質食、ナトリウム制限食など、疾患に応じて対応が必要な栄養素に合わせて使用します。

市販の流動食について

流動食を一から作ろうとすると、時間も手間も多くかかってしまうもの。
「流動食を作る時間が無い」「流動食をうまく作れる自信がない」という場合には、市販の流動食を利用するという方法もおすすめです。
最近ではドラッグストアや通信販売などでも、流動食が種類豊富に販売されているため、一度試しに購入してみるのも良いでしょう。
どれがいいのか困ったら、かかりつけの病院の先生や栄養士さん、ケアマネージャーさんにも相談してみてください。
いざという時のために、さまざまな種類の流動食をいくつか準備しておくと安心です。

おわりに

本記事では流動食はどんな人に必要なのか、流動食の種類や特徴についてご紹介しました。
噛む力が無くても安心安全に食べられる流動食。
現在では栄養バランスを考えて作られた流動食もたくさん販売されているため、シーン別で必要なものを利用してみてくださいね。

監修:クリニコ認定栄養ケア・ステーション